将来の生活の質より毎日の生活の質
Date: 2021-05-05この連休中、ずっと料理との付き合い方に向き合っていた。
去年の10月に初めての一人暮らしを始めて、最初の頃は楽しかった料理も、だんだんと面倒なものに思えてきて、特に夜の料理は仕事終わりで疲れている中、コードを書いたり勉強したりする気力や時間を奪う邪魔者になってしまっていた。
ついには料理を放棄して、朝シリアル、昼レトルト丼、夜冷凍弁当という全く料理をしない生活を数週間ほど続けていた。結果的に、因果関係は定かではないが、調子があまり良くない状態になっていた。
このままではまずいと思い、夜に料理をせずに栄養があって美味しいものを食べるということをテーマに、ホットクックをレンタルしてみたりと色々と策を練った。週末に副菜を作り置きして、朝にホットクックで夜に出来上がる予約調理をするという方法を考えたが、大量の作り置きがかえって負担となりあまり良いとは思えず、これといった解は出せずに時間だけが過ぎていった。
そんな時ふと、夜は勉強せずに料理をして、くつろぐだけの時間にしたらどうだろうか、という案が思い浮かんだ。それならば料理は邪魔者ではなく、むしろ楽しむものとして付き合うことができる。
そう考えるとなんだか途端に気が楽になった。更にそこから派生して、毎日の生活の質を落としてまでスキルアップに勤しんだ結果、将来にそれだけの価値のある生活が待っていると言えるのだろうか、と思えてきた。
僕はふと思い立って極端なことをやりがちな癖がある。自分を追い込めば何者かになれるのではないかと、他は捨て去って一本に集中してしまいたいと発作的に思うことがあるのだ。しかし結局それは持続可能なものでなく、調子をくずしたりして頓挫して続かないことが多い。 以前に一流エンジニアなんて目指さなくていいのかもなんて記事を書いたことがあるが、その時も疲弊してしまったあとに書いたものだ。
将来の生活の質なんて約束されていないのだから、毎日の生活を思う存分楽しんで、毎日の生活の質を高めたほうがいいのではないか。そんな気持ちになってきた。
だからといって全くスキルアップの時間を無くすのではない。朝をスキルアップの時間にするのだ。毎晩早く寝て毎朝早く起きて、ベースの練習をして、運動して、無理のない範囲でスキルアップをやっていく。なんだかこれを書いているだけで、明日からが楽しみになってきた。
さて、連休が終わる。今夜は早速豚キムチを作って食べた。なかなか美味しかった。
明日からは同僚氏と朝活をやっていく予定だ。早起きしていいスタートを切っていきたい。毎日の生活の質を高めていくのだ。
Takayuki Nagatomi (永冨 隆之)
1985年に生まれて以来ずっと福岡在住。高校を1年で中退後、引きこもって海外ゲームばかり遊んでいたら英語が得意になり、TOEICスコア960を獲得。
英語が得意なら言語を扱うプログラミングも向いているのではないかという恩師の勧めにより26歳の時に情報系の専門学校に入学。
30歳でソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを開始したweird programmerです。
家族を何よりも大事にしたい、最高の妻の夫であり2児の父でもあります。
現職: 株式会社SmartHR